今年作った僕のサーフボードNo.3、5’10”アシンメトリー。台風5号でついに台風&ホームポイントデビューです。

朝5時に目が覚めて、手元のスマホで見ると平塚沖の波浪データが200㎝を超えてる(これ、まずまずでかい)。波の音は、うちまでは聞こえないし、風は弱いけど、きっとでかいなーとぼんやり思う。アシンメトリはちょっとオーバーフローでドルフィンがきつそうなのとリーシュカップの構造に不安があるので(↓この写真。でかい波で引っ張られたら破損しそう。強度が不安)、別の細身の板にしようかしらと弱気な自分がでてくる。

いやいや、ここで逃げたら意味がないと、なんとか奮い立たせて準備、アシンメトリを片手に海に向かう。ビーチに出ると思ったほどのサイズではない、これならいけるかなぁ、と思う。さすが今年初の台風、ずいぶんとサーファーが出てます。

今日はどうやら、一番奥のポイントが割れている模様。ここは大きい時しか割れず、分厚い波。乗るとすごいけど短い板だとテイクオフがなかなか難しい。ポイントまでのパドルの距離も長い(だから地元の顔見知りのサーファーばかり)。みんなうれしそう。

僕は割とのんびり乗るのでピークからちょっとはずしたところでぼーっと待っていたら…。台風の時に時々やってくる「お化けセット」が目の前に突然現れた。1本目は何とかやり過ごす。2本目、もしかして乗れるかも、と完全に判断を誤り突っ込む。真っ逆さまに落ちる。

そのまま人間洗濯機状態…。ぐるぐるぐるぐる・・・。(思い出すだけで苦しい)

そしてあの、いやーな感覚。ふっと足が軽くなる。足とつながっていたボードが離れた感触。爆速でボードが波とともに遥か彼方に流れていくのが見える。それも一瞬のこと。次の波がまた僕を飲み込んで・・・。

ぐるぐるぐるぐる。人間洗濯機。

ぷはっと息をしたらまた次の波。

ぐるぐるぐるぐる。・・・5回繰り返しました。でも、おかげで僕もボードと同じだけ流されてあっという間にボードに追いつきました。

リーシュプラグが破損していたら今日は終わりだな、と思ってボードを手繰ったら無傷。リーシュコードのベルクロの締めが甘く、外れてしまったのでした。なんという失態…。でも、おそらくきちんと止まっていたら、あのパワーだとボードが壊れていたはず。不幸中の幸いなり。

気を取り直してアウトへ戻るも、5回洗濯機のダメージは結構大きく。隅のほうで待つ(まだ1回もちゃんと乗っていない…)。しばらくぼーっと待っていたらふと、目の前にちょうどいいピーク。割れる寸前。でも割れないやつ。「あ、そうだったこのポイントはこのギリギリなやつに乗るんだった」思い出して身体がさっと反応して、バビューン。

超高速でレフト方面に駆け抜けました(当社比)。

おおう、いい感じ。昨年作ったボードはこうはいかなかった。このぐらいのサイズ(頭前後)の波だとフィンがスピンアウトして吹っ飛んだ。レールが引っ掛かって全力パーリングした。

でもでも、このアシンメトリちゃんはなんつーかそういうのがない。すごく素直にレールがセットされてそのままバビュンとかっとぶ。このポイントで乗るのが好きなジェリーロペスのセミガンと似た感覚(こんなこと書くとサーフィンの神様に怒られるか)。

そこから調子があがって、何本もレフトにバビュン。なんというか素直なコントロール性能。引っかかるところがない。乗っている分には浮力も気にならない。

え。すごくいい。

バックサイド(ライト側)には2回タイミングがあわず轟沈し、今日も結局そのまま試せずじまいだったのが心残りだけど、フロントサイドはかなりいいな。このちっこいスタビライザーがいい感じで効いている気がする。

あと、コンケーブ。シングル→VEE→ダブル。これもいい感じでスピードを生んでいるんじゃないかしら。

正直、この分厚い波でこんなに乗れるとは思っていなかった。案外、オールラウンドで僕の実力とぴったりに楽しめる予感。

こういう気の合うボードとめぐり逢うと自分がちょっと上手になった気になるのよね。そんな気持ちになれるのはうれしいな。これから乗り込んでいくのが楽しみ!