最近、徳島県の神山町とありがたいご縁がつながっております。先日、往復を夜行バス移動、現地1泊2日という弾丸ツアーで訪問してきました。神山の魅力的な人とフィールドとのつながりを深める旅。

今回の目的のひとつに、前回訪れたときに発見した名もなき沢の「源流探し」の探検に出かけること。

神山町には鮎喰川という川を中心に囲まれた山々からあふれ出す無数の沢がありまして。そのひとつひとつが美しく魅力的。前回、子どもらと遊んでいるときに見つけた沢は何気ない、小さな小川。でもきっとこれをたどっていくと豊かな冒険ができそうだなぁと勝手に妄想が膨らんでおりました。

前回の訪問の様子はこちらに載せて頂きました。
イン神山「原っぱ大学がやってきた」

前回は子どもらとちょっとだけ小川を遡上して時間切れ。今回は原っぱ大学スタッフのノグ君とたっぷり時間をかけてチャレンジです。とにかく沢をたどりつづければいつか沢の出発点、源流にたどりつくはず。

なぜ、源流を探しに行くのか。

そこに源流があるからです。

・・・。

ということで出発。最初は穏やかな小川。足元が濡れないように石の上を竜神池さながらに飛びながら渡っていましたが、突如現れた腿ぐらい水深の淵であきらめ。じゃぶじゃぶと濡れながら歩を進めます。

周囲は植林された杉林。ふと気づくと川と並行して林道(おそらく、林を管理するためのもの)が走っていることに気づきます。林道を歩けば楽なのだけどそれだと面白くない。川の中を突き進みます。

小さな滝があったり。

岩をはいつくばって登ったり。

古い石垣があったり。

トンネルがあったり。

楽しい。これぞ探検。

途中、沢が二股に分かれていたり、沢が枯れたりするのだけど、構わず本流とおぼしきルートをたどっていきます。登ること40分くらい(距離にすると数百メートルぐらいなのかな…)。目の前にこれまでの杉の木とは明らかに様子が違う杉の巨木が現れました。

そして、その杉を境に林道が終わる。

周囲を見回すとそこから先は広葉樹林。

おおお・・・。人間界と神の山の境目!!

厳かな気配に畏敬の念を感じつつ、大杉に挨拶をし、先に進みます。とたん、傾斜が急になる。おそらく、ここから先は植林には不適な傾斜のエリアなのでしょうね。

めげずに登っていくと、突如目の前に広がった広い岩盤。そこから滴り落ちる雫。美しさと雄大さに息をのみます。

さすがにその岩盤を登る度胸もスキルもないので迂回しつつ登っていくとまだまだ沢は続く模様。またひたすら上る。

徐々に流れが細くなり、地中から水が湧き出るある1点にたどり着きました。絞った蛇口から水がちょろちょろと出るような場所。まだ上があるかなと、その蛇口を越えてさらに上を目指したのですが、途端、様相が変わりました。水が流れたことはありそうなのだけど、えぐれた沢状ではなくなってきています。そして、しばらく水が流れていないような乾燥した雰囲気…。

グーグルマップで確認をすると、尾根筋まであと100mぐらいのところまで来ていました。

おそらく、ここは雨が降れば水が流れるではあろうけれども、日常的な意味では源流を越えたところと判断。

先ほどの蛇口がこの沢の水源でしょう。登り始めて1時間半。名もなき沢の名もなき水源にたどりつきました。

うれしいなぁ。この小さな沢でもこの冒険。神山の、日本の、愉快な遊びの可能性にうれしくなりました。