フィンをボードにくっつけます。この工程はラミネートの後、ホットコートの前。オンフィンの素晴らしいところはフィンの位置や形がダメだと思ったら外しちゃってサンディングしなおせばまたゼロからくっつけられること。FCSやフューチャーフィンだとプラグ用に穴をあけちゃうからそうはいかないです、はい。
フィンをくっつける際に悩むのが、どこにつけたらいいのか。
これがよくわからないのです。ただ、セオリーはあるっぽい。 「surfboard fin placement」というキーワードで検索するといろんな説明が出てきます。説明が難しかったら画像検索をすると色んなボードの形のいろんなセッティングが数値つきででてくるのでそこから引っ張るといいかも。
僕の今回のサーフボードはマニアックなアシンメトリー。色々調べるとアシンメトリーは右と左、それぞれに最適なセッティングにすればいいらしい。
フロントサイド側はいわゆるツインキールのフィッシュのセッティング。バックサイド側は標準的なクワッドのセッティングで行くことにしました。その結果が下の絵の配置。
フィンをくっつける工程はこんな感じ↓
<事前準備>
・設計図の位置をマーキング。基本はストリンガーをベースに長さを測って配置を決める。
・glass rope を用意する。これは売られているみたいなのですが、イマイチ、入手方法がわからない。そして、そんなにたくさん必要なわけでもないので…。手元のクロスをほどいていくとロープになります。長さ30㎝ぐらいを20㎝分ぐらいほどきました。これはフィンのセットとリーシュプラグづくりに使います。
・クロスをカット。フィンの大きさより一回り大きく。各フィン裏表の2枚ずつ。
・レジンを混ぜる100gもいらない。少しでOK。
<作業>
・設計図のマーキング個所にフィンをエポキシ接着剤(ダイソーで売ってる)で固定。
・glass ropeを樹脂に浸したのち、フィンの左右側面に流す。支えにする。
・クロスに樹脂をしみこませ、フィンに貼りつける。そのとき、底面に気泡ができないように。できたら押し出して抜く。
・乾燥させる。
・半乾きのタイミングで余分なクロスをカッターで切り取る。
・乾いたらサンディングしてフィンの形を整える(写真はサンディング前)
以上。
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