さあいよいよデッキ面のラミネート。これがうまくいくとボード完成が見えてきます。
ボトム面の失敗を繰り返さないように細心の注意をして工程を進めていきます。

と、その前に。ボトム面の硬化不良のときにクロスをはがした際、一部、フォームが一緒にはがれてしまい、レールに穴が開いています。ちょうど、フォームを重ねた接合面が弱くなっていてそこからはがれちゃうのです。

小さなものですが、これを放置してそのままラミネートすると、クロスの下に空洞ができ、強度が落ちます。レールだし、空洞化は避けたいところ。ということで補修。このやり方が正しいのかわからないけど、フォームの端材からカッターで穴と同じ大きさぐらいの粒を削り出し、瞬間接着剤をくっつけて詰め詰め。完了。たぶん空洞ができなければいいので、こんな感じでOK(だと思う)。

失敗を重ねるとリカバリー能力も上がっていくのがDIYの愉快なところです。

さて通常の準備に移ります。基本ステップはボトム面のラミネートと変わりません。

まずはボトム側の内側8㎝位を幅10㎝程度でマスキング。

続いて、前回の記事で用意した障子紙のロゴを貼り付け位置に置きます。

次はクロスのカット。今回、僕はデッキ面は8オンス巻きます(4オンスのクロスを二重にする)。

まずは1層目のクロスをカット。この1枚目はレールまで巻かず、デッキ面だけを覆う感じで(軽量化したい場合は足が載るところだけに巻く、という方法もあるそうです)。ただ、今回、僕は硬化不良によりボトム面から巻いクロスの一部(レールエリア)をはがしちゃっているので、その部分はこのデッキ1層目のクロスでカバーするように調整しました。

で、2層目。こちらはボトム面のラミネートと同じようにレールを覆ってぐるっとデッキ側に張り付ける感じで。テール、ノーズは切り込みを入れてうまく覆えるように工夫します。展開図のセンスが必要…。

ここからはラミネートに集中するため、作業写真なし。

今回、デッキ面で使用するレジンの量は650gとしました。

デッキ側はクロスを二重にしています。クロスが多い分、吸われる量が多いのでボトム面よりも多めにレジンを使います。このボードではボトム側を600gでラミネートしたのだけど、だいぶ余ってしまった…。ざっくり、ボトム+100gぐらいでいいのかなと思うのですが(これも特に根拠なし)、だいぶ余ったことを考慮し650gに設定。

色はボトム面と同じくグレー、黄色、白。ボトム面の失敗(コップに残ったレジンの塗料が分離、沈殿し硬化不良を起こした)を反省し、一番分量が多いグレーを更に2つのコップに分けてレジンを作成しました。最初にグレー1、黄色、白を調合して使い、全部を流し終わったタイミングでグレー2に硬化剤を混ぜて攪拌し、不足個所に流しこむ、という段取りをイメージ。これなら攪拌から時間が経って分離、という事象は避けられるはず。

結論、この仮説が功を奏したのか、かなりいいラミネートができました。終わった段階で、「これはいけた」「硬化不良はおこさないな」とわけわからん確信みたいなのがあったのです。

落ち着いて作業ができたのが一番の勝因の気がします。作業時間は30分ぐらいはある。それ、だいぶ余裕があります。

とにかく焦るのはレールの処理。ここを落ち着いてやりきることが勝敗を分けます。ボトム面のときにも書いたけど、ボードのセンターからノーズ側へ。レールに垂らしたクロスを片手でもち、もう片方の手でスクレーパーででデッキ面から集めてきたレジンをさっと塗り込む。塗り込んだものをレールにはる。これをリズムよく。デッキ面に残すレジンは薄くてよろし。クロスの目が見えるぐらい(隠れるぐらいひたひたなのはつけすぎ)。

こんな風に華麗にできたらいいな、と思うけど…。なかなかこうはいきません。

youtube で surfboard glassing と検索すると色んな動画が出てくるのでいろいろ見てみると参考になるかと。やる人によって特にレールのグラスの染め方が全然違います。

で、ワタクシのボード。
いい感じにきれいに仕上がりました(この記事の冒頭の画像)。半乾きのタイミングでマスキングテープをはがし、とりあえず終了。

ロゴもいい感じになりました。

一番、緊張する工程を乗り切りました。
残りは…
・フィンの制作
・フィンのセットアップ
・リーシュカップの制作
・表、裏のホットコート
・グロスコート
・磨く

あとちょい!!

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