「食べる」というのは一番わかりやすく、ワクワクする遊び。ここ2年ぐらい、「虫を食べる」というのが原っぱ大学の夏の行事になっているのですが…。今年は一足早くこの季節(GW)に新しいチャレンジをすることができました。
山に転がっている杉の丸太を原っぱ大学参加者父子が割いていったら続々と見つかったらしい。カミキリムシの幼虫。
前より「美味しい」との評判は聞いておりました。ネットで調べると「昆虫界のトロ」とのことなので、みなで試食をしてみることに。
山で捕獲してから数時間、紙コップに放置していたところ、だいぶ糞を出したようでコップが汚れていました。特に意図していたわけではないけれども、イナゴもつかまえてから調理するまで1日、袋で生かして糞を出させるらしい(素揚げは別にいいのだけど、つくだ煮はこれをやるのとやらないので味が違うんだって)。
期せずして、糞を処理できたわけで、昆虫界のトロに期待が高まります。
バター醤油炒めがいい、ということでフライパンにバターを溶かし、幼虫3匹を投入(あ、せっかく出させた糞を洗い流すのを忘れた。そのままいれてしまった…)。バター炒めは初めてだったのだけど、素揚げと違っていきなり高温になるわけではなく、しばらくフライパンの上で幼虫が生きていて、ちょっと胸が痛んだ…。
幼虫は温めると中身がはじけるのだけど、前にはじけるのを避けて食べてもらったら半生だったので、よく炒める。
程よく火が通ったところにさっと醤油をかけて皿にあげる。
1匹目はワタクシめが食べねばならぬ、という空気だったのでいただきました。カミキリムシの幼虫、それなりのサイズ(4㎝ぐらい)があるので、食感はかなり確かなもの。トロよりももう少しはっきりしたというか噛み応えがある。
肝心の味は…。
これは食べたことがある味だ。サザエのワタ。あのちょっとした苦みが口の中に広がる。そして、サザエのワタよりも歯ごたえがあるため、この苦みが続く。
うーむ・・・。トロは言い過ぎ。美味しいかというと正直、美味しくない…。
僕以外の2匹を食べた人たちは「うまい」と言い切っていた。ワタの味、ということは糞が出きっていなかったからでしょうか・・・。不明。
ビフォー
アフター
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